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アタシが産まれて間もなく曾祖父が亡くなった。
まるで、アタシの命と引き換えに…。
その命日が3月2日。なんとその次の3日は、父の誕生日。そう、ひーおじいちゃんは父の誕生日の前日に亡くなったのだ。
これが全ての始まり…。
まだ幼かったアタシは、そんな事を考える頭などなかった。
ひーおじいちゃんと遊んだ記憶さえなかった。
大きくなって聞くと、頭を撫でてくれたり、とても優しい人だったらしい。
遺影を見ると、その優しさが感じられる。
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