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「ここに何かあるはずだ。」 「タイムカプセル?」 理子が立ち上がって、俺に向かって言った。 「…いこう。ジュン、ほら、立って。」 素直に手を差しのべることが出来た。 「…グスン…うん…」 純の細い指は涙で濡れていた。 俺達は教室を出て、校庭へ向かって歩いた。
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