身の程を弁えたゴキブリ。

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  「痛ぇな!何しやがる!」 「何?それが彼女に対する態度なの?」 「いやお前が言うな!」 「そんなんだから最近の男は草食系だとか、のぞみ700系だとか、糞味噌蛆虫系などと馬鹿にされるんでしょ」 「糞味噌蛆虫系ってなんだよ!そして何故お前の中で新幹線が相手を卑下する単語なのか…」 「そんなミミズの排泄物が本当に土なのかどうかくらい細かい疑問をぶつけてくるあたりが糞味噌害虫デストロイ系ね」 「足すな足すな、崩壊してるのはそっちだ」 相変わらず会話の難しい奴だ…。 しかし慣れはじめている俺は天才かも知れない。 いや嬉しくない。 「まぁその話は置いといて、今日は大切なお話があるの」 「?なんだ改まって…」 「立ち話も何だから中で飲み物でも飲みながら、三点倒立でも…」 「三点倒立はしないがとりあえず中には入れてやろう」 「…体にはいいらしいわ」 「いいから早く入れ」
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