屁は臭い、だから面白い。

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  ――空が青い。 素晴らしい朝。 それ以上の言葉は必要ない。 つまり土曜日である。 「…12時か。」 …間違いない、土曜日だ。 ピンポーン… 「…客?」 ベットから重い体をゆっくりと持ち上げ、玄関へ向かう。 何故急がないのか。 一人暮らしの学生に突然の来客といえば、新聞売り込みやわけのわからぬ宗教団体と相場は決まっている。 俺は急がない人間なのだ。 ピンポーン… 「はいはい…」 ガチャ… 「あ、隣に越してきたものです、ご挨拶に…」 …可愛い。      
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