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…整理しよう。
今発狂したのは、越してきた隣人(雌)。
名前はまだ知らない。
俺は高校生で海外勤務になった両親が与えてくれたマンションに一昨日から一人暮らし。
昼頃に起きてインターホンが鳴り出たらこうなった―
「ご挨拶に…
ご 挨 拶 と い こ う ぜ?」
―これが隣人(雌)の台詞である。
つまり簡潔に、至極現実的に、一般常識で言えば、
――馬鹿ではないか。
これだ。
「あんた一体なんなんだ?」
「私は何か?なら越えていけ、その涙枯らしてでも…答えはそこにある…」
「…警察呼びますよ」
「笑えよ、ベジータ…」
噛み合わない。
「えーと…お名前は?」
俺は携帯電話を手に取った。
「…プリティビューティソサエティー・D・ルフィ」
「…そうすか、なら…」
ッパーーン!
携帯電話は光の速度で奪われた。
隣人は言う。
「見たか!これがスーパーサイヤ人だ!…じゅぃんじゅぃんじゅいん…」
泣いた。
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