日常

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2011年春~ 僕は鈴木健太22歳。 普通の人間で普通に工場に通い普通の生活を送っている幸せもの。 彼女とはアパートに同棲中で結婚間近である。 未来の嫁の名前は中森 舞。 10歳歳上の32歳である。すでに少々尻に敷かれ気味ではあるが僕はそれも嫌ではなかった。 実家からさほど離れているわけでもなく実家にはじいちゃんばあちゃん、父母、兄妹が暮らしている。 ばあちゃんは彼女との10歳の歳の差が心配らしく、あまり納得はしていない様子であるが父母は応援してくれている。 そんなこんなの何のへんてつもない幸せな毎日を送る僕であったが・・・ある日事件が起きた。 朝6時30分。 通勤途中。 そう、死んだのだ。 交通事故。 しっかりと覚えている。 ヒドイ事故だった。 確かに僕は死んだ・・・ はずだった・・・。
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