--Ⅰ--

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4月。 俺、若林恵介は ある一人の生徒に 一目惚れをした。 だが先生が生徒に… 何て話聞いたことが あまりない。 逆のパターンなら よく聞くのだが。 逆…なら、な。 けど俺はあいつを 見たときから 俺にはこいつだけだと 思ったのだ。 今の俺には彼女はいない。 ましてや結婚なんてと、 考えていた矢先だ…。 あいつが、瑞茂未来が 現れたのだ。 こいつのまわりには たくさんの友人がいて、 それに相談とか されているのをよく見る。 あの明るい笑顔、 いつも丁寧な振舞い。 誰に対しても親切。 そんな雰囲気に俺は 惹かれたんだ… あいつ自身その事に 気づいてるのか… いや気づいて いないだろうな。 なんせあの鈍感だ。 鈍すぎるにも 限度ってものが… 俺大丈夫かな。 まぁこれからは俺だけの 生徒にしてやるさ。 誰にも渡さねぇ。 あいつだけは絶対…
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