タイムカプセル

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『じゃ、あたし部活あるから行くね。優子ちゃんはどうする?』 「あー、今日ばあちゃんに会いに行くから休む」 『そっか、じゃあ明日ね』 「うん、またね」 優子はかおりと軽くあいさつを済ませた後、優子の祖母のいる場所へ向かった。 「ばあちゃん、久しぶり」 優子は線香をあげると、祖母の眠る墓石に向かってそう投げかけた。 優子の祖母は昨年、亡くなったばかりだった。 優子にとって祖母は一番優子をわかってくれる存在で、そんな祖母が優子は大好きだったのだ。
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