タイムカプセル

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「ばあちゃんいてくれたらさ、イラつかないのに」 優子は祖母の眠る墓石に近頃溜め込んでいた、鬱憤に不満、心配事など散々吐いた。 けれど、この世にはもういない祖母の返事は返ってはこなかった。 「じゃ、そろそろあたし帰るわ。また来るね」 優子は最後に手を合わせ、その場を後にした。
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