マイ・メッセージ

タイムカプセル

何故、生きているんだろう。

祖母も亡くなり、母親とは折り合いも悪く、やりたい事も見つからない。
そんな、漠然とした不安を胸に抱えながら、ぼーっと歩いていた。

その時

パッパッパァーーー！！

激しいクラクションの音にハッと顔をあげると、自らの体は宙に浮いていた。

キキキーッとブレーキを強く踏む音があたりに響いていた―――。