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「うううぅ……」
優子は体中の痛みで目を覚ました。
目覚めると、体の至るところに包帯が巻かれていた。
確か、かおりとタイムカプセルを埋めた後、祖母の墓参りに行き散々愚痴ったらすっきりして帰ろうとしていたはずだった。
そして――――
そう、車に轢かれたはずだった。
不幸中の幸いか、生きているし、体中ぶつけて痛いが命に関わる怪我はないようだ。
目をきょろきょろ動かして周りを見渡すと、見慣れない場所だった。
病院でない所を見ると、轢いた車は逃げて、親切な人が助けてくれたのであろうか。
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