少女

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さらに、朝は食欲もなく本来なら朝食も取りたくないぐらいだ。 けれど、それを少女の母親は良しとしない。 少女は仕方なく、朝食のご飯を半分と焼き魚を一口とみそ汁をやや残して、「ごちそうさま。」と言って洗面所に向かう。 洗面所にある鏡に向かうと、少女は長々と髪を櫛でとかし、ゴーゴーと音を出してドライヤーをする。 少女の母親は、そんなに念入りにしなくても充分だと言う。 少女にしてみれば、ちょっとした髪のハネひとつでさえ気になって仕方がないのだ。
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