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「横山先輩、昔は理科が好きな男の子、って感じだったのにねぇ~。」 紗由がさくり、と唐揚げに箸をさした。 紗由も私と同じく、小学生の時理科クラブに入っていたから、横山先輩のことは一応知っている。 「カッコいいよね、横山先輩。」 「えぇ?めいちゃん、まだ先輩のこと気にかけてるの!?」 紗由は私が小学生の時に先輩ばかり見ていたのを知っている。 しかし、まだ私がきにかけているとは思っていなかったらしい。
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