禁断の扉への抵抗

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この日限りの筈だったのに 彼と私の休みは何故か重なっていて 昼間に会うようになって行った 彼への最初の約束が 唯一私が彼へのめり込まない抵抗になっていた そんな彼は 『いつか、俺の事を好きだと言わせるからね』 何処か自信たっぷりで そのくせ不安になり私に抱きついてきていた 優越感? 罪悪感や後ろめたさがあるくせに 彼に想われてる女の自分が嬉しかったのは紛れもない事実 どちらからともなく 唇には触れずに抱き合い 体を重ねる その行為が知らない内に二人の体を変えていた それを知るのは、抵抗に負けた時だった…。
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