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彼と体を重ねて何度目だろうか?
旦那とは違った気持ち良さを感じる自分に気がついた
その変化に彼が気付かない訳が無かった
彼の腕の中で
女の私は徐々に本性を出して行った
彼の指の動きで
私の体はいつもと違う熱さを覚える
貪欲に何かを欲しがる
そう…
唇を重ねて舌を絡めたくて仕方がない
ガマンしていた私の理性は
簡単に女の私に負けてしまう
彼の指で狂いそうになりながら
彼の首に腕を回す
ここまでは今までと同じ …
朧気に彼の唇を確かめ
私の唇を彼の唇にあてがう
一瞬、驚いて目を見開き
私から離れる
『イヤ…もっと…』
『意味…解ってる…?』
『解ってるよ…。お願い…もっと触れて…』
彼のブレーキを壊したのは私だ
私の『女』が、私の為に堪えていてくれた彼の最後の理性を吹き飛ばした
『…ん…ん…』
漏れる吐息は熱く激しく絡み合っていく
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