1章

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颯「どうすればいい?」 リーシェン「あなたなりの……言葉で……契約して……ください」 自分なりのことばか、と少しだけ考えると 颯「誓いをここに。汝の目の前に敵が立ち塞がれば、我が力をもって打ち砕く。汝を主と認めよう」 リーシェン「よろしく……お願いします。えーと……」 颯「颯でいい」 リーシェン「よろしく……お願いします。ハヤテ」 颯「こちらこそ、リーシェン」 しっかりと握手を交わす。 これが、颯がリーシェンの使い魔になった瞬間である。 颯は元の世界に帰れるのだろうか? これからこちらでうまく生活していけるのだろうか? そんな疑問はあるが、ひとまずこちらの生活に慣れることが先決かな? 颯はそう判断した。 これは雲1つない、晴れた朝の出来事である。
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