4章

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そのコンボに、うっと一歩後ろへ下がってしまう。 だが颯にもプライドというものがある。 だがしかし! 颯(こんな少女を泣かせるかもしれないのに、プライドが必要なのか?大事なのか? 断じて否!そんなプライドに、価値なんてあるわけがない!) 颯はプライドを捨てることを決めた! ゆっくりとリーシェンの右手に自分の右手を重ねる。 パッと表情が明るくなる。 喜んでくれるのは嬉しいのだが、心の中は複雑だ。 颯「そう言えば授業はもうないのか?」 リーシェン「今日から……2週間は……午前中授業……だよ」 颯「午後は使い魔との時間にするのか?」 リーシェン「うん……そうだよ」 それで会話は途切れた。 颯の名誉のために、後にどんな命令を下されたかは記述しないでおく。
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