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ならここは、異世界と呼ばれる場所のはず。
そう思った颯はふと疑問に思うことがあった。
話が通じることについてである。
ここが異世界であれば、異世界の言葉が使われるはずなのだ。
そのはずなのに話が通じている不思議。
不思議ではあるが話が通じているとわかったので、この疑問は置いておくことにした。
颯「使い魔の件だけど……するよ。使い魔」
リーシェン「……いいんですか?」
颯「衣食住を保証してくれるなら、ね」
リーシェン「勿論……します」
颯「なら決まりだ」
そこで守の言っていたことを思い出す。
あの時は、何の冗談だ?と思ったが、実際に颯はこうして幼女(少女?)の使い魔をすることになっている。
使い魔というのは、基本的に主の命令をきかなければならない。
つまり、従うということだ。
何気に、守が一番凄いのではないかと本気で思った。
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