皆既日食

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空が 淡い赤に染まる 雲は オレンジに輝く 僕は 窓の外を 眺めて 君を 思い出す いつも 笑って過ごしてた 君の 笑顔に 励まされた 僕は 今までの思い出 思い出してみるが ぼやけて 消えていって 涙流してた 満月と 太陽が 重なってく コロナが 僕を包む 少し ぎこちないけれど 易しく包む 今までの 思い出が 全て 蘇ってくる 楽しい日々が 君と過ごした 暖かい光は 消える事なく この胸にある 空が 淡い黒に染まる そして 陽は月と化してく 僕は その時 思い出の 歌を口ずさんでた 掠れながら 響き渡る 空の部屋に 日食が 僕に希望を 与えてくれる 幻 差し込んでく 月が支配する空に 映し出してく 君と 過ごした日々 映しては すっと消える 涙 流れる 君に会いたい でも君はもう ここに居ない 枯れた声で 叫び続ける 空の向こう側 君が見えた気がした 僕は 君の 名前を 何度も呼んだ コロナが 僕を包む 君の温もりが そっと 伝わってく 「今まで、ありがとう」と 聞こえた気がしたんだ 涙、溢れる いつか会えるよ それまでそこで 待ってて 君の分まで 歩いていくよ そして コロナは きえていった… .
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