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「おはよー」
──“愛しい”と
誰かを守りたい、恋しいと感じたのは人生で初めてだった。
まぁ、相手はただのDV男なんだけどね。
「かめちゃんさー、またキズ増えてない?」
鋭い大きな瞳で見つめてニッコリ笑いながら話し掛けてきたのは幼なじみでバイト仲間のタッチャン。
「そ?‥─あ~昨日転んだ、かも?」
「かも?」
「かっ、かも!!」
若干カミながらも力いっぱい返事をすればタッチャンは呆れ顔の後、盛大なため息を吐いた。
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