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優しい優しいじんが変わったのはこの日。
そう、エッチした次の日の朝から
じんは俺の知ってるじんじゃ無くなった。
「ケータイ見して?」
「‥へ?」
目覚めたベットの中、腕枕しながらじんは開口一番そう言った。
「だから、ケ・イ・タ・イ!」
いや、だから何で?
いやいや、プライバシーの侵害でしょ?
何でわざわざ見せなきゃいけないわけ?
‥別にやましい事なんてないつもりだけどさー‥
「イッ‥!?」
突然目の前がチカチカした──。
じんの言葉に応えずにごちゃごちゃ考えてたら、いきなり頬っぺにビンタ‥された。
‥─痛いんですけど。オレ泣いちゃう;
なに?なんで?
なんでいきなりビンタ‥しかも今結構力一杯だったよね?
初エッチして幸せな恋人達の図のはずなのに、何で何で何で‥
そんな事考えてる間にじんはいつの間にかオレの携帯を手に取り何やらボタンをカチカチ‥
「ねぇ、消してい?」
「は?‥なに言っ‥」
「アドレス。俺以外のアドレスいらないから消しちゃうね?」
え、え?ちょっ、ちょちょちょ何でよー!
そんなん困るよっ
色々友達いるし、大事な連絡先とか‥──
─────ピッ!
「はい、消去ー」
じんはそう言うと人懐っこい女なら誰もが惚れそうな笑顔でそう言った。
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