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「楽しみだね! っでこれからどうするの?」
俺の中ではやることは決まっていた。
「棟梁の墓をつくろう。
このままじゃ棟梁に悪い」
「そんなやつの墓をつくんのか?」
「確かにこいつは身勝手だったかもしれないけど、本当はいいやつなんだよ。
目的のために人を殺したりはしていたけど…、無差別に暴れまわってはいなかったようだし。
その辺のやつとは違う気がするんだ」
2人には言わないが、殺してしまったことにすごく罪悪感を感じている。
できれば殺したくなかった。
棟梁の息子のためにも・・・
それから俺たちは棟梁の墓をつくり、その日はそのままビルに泊まることに。
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