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“麗が事故で意識不明の重体”
葵さんからの電話を聞いて思わず携帯を床へ落とした。
つい、昨日まで一緒に笑い合って
一緒に玲汰にいたずらして、馬鹿やってたのに…
なのに、意識不明の重体?
気がつくと俺は病院に向かって走っていた。
玲汰と付き合っていた麗。
本当は俺も好きだったんだ。
麗のこと…。
病院につくと、既に葵さんと戒くんとマネージャーがいた。
葵さんは涙を必死に耐えながら
壁に向かって腕を打ち付けていった。
「麗は…、知らん男達に回されて……っ、」
え、?
麗はただの事故なんじゃないの?
すると、戒くんが
「麗は、れいちゃん家に行く予定だったんだ。
でも、行く途中で拉致られて…犯されて、
あまりのショックに自殺しようと
車にはねられたんだよ…」
告げられた真実が…
俺には信じれなくて、
その場に踞ることしか
弱い俺には出来なかった。
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