2/3
13人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
「俺、今凄く幸せなんだ。」 「なに、嫌味か?独り身への嫌味か?笑」 あの日の練習中に交わした何気ない会話が 今では最後の会話。 そう思うと、淋しくて辛くて、 麗を死まで追い詰めた野郎共が許せなくて、 何より無力な自分に腹が立った。 これからだったはずのガゼット。 幸せ絶頂期だったはずの玲汰と麗の日々は 呆気なく壊されて、 終わりを告げた。 前触れ1つもなく 静かに終焉を迎えた。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!