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「俺、今凄く幸せなんだ。」
「なに、嫌味か?独り身への嫌味か?笑」
あの日の練習中に交わした何気ない会話が
今では最後の会話。
そう思うと、淋しくて辛くて、
麗を死まで追い詰めた野郎共が許せなくて、
何より無力な自分に腹が立った。
これからだったはずのガゼット。
幸せ絶頂期だったはずの玲汰と麗の日々は
呆気なく壊されて、
終わりを告げた。
前触れ1つもなく
静かに終焉を迎えた。
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