~第一章~

13/29
前へ
/33ページ
次へ
今日もスバルはギリギリ遅刻を免れた。スバルはここ3週間くらいは遅刻していない 「おいおい、また走って来たのか?もっと余裕をもって家を出ればいいのに」 席に座って早々、ニヤニヤしながら話しかけてきたのは、スバルの友人のひとり、水上ヨウヘイである ヨウヘイははっきり言って、劣等生である というのも、テストが悪いのは仕方ないが、宿題も出さないからである しかし、そのチャレンジャー精神のおかげで、スバルと同じように教師の視線を集める役割を担っている 「俺は朝ゆっくりと学校に来るよりも、睡眠時間をより多く確保したい主義なんだよ」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加