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奴は僕を見てこう言った
「やぁ……
君に会うのは何回目だろうね……」
僕は久しぶりに会う死神にたずねた
「今度は何の用だ?」
すると死神は言った
「たいした用なんてないさ……
ただ君に会いたかっただけさ……」
僕はその言葉を信じられなかった。何故なら死神の言った通り僕は自分で明るい未来を、今まで造って来たからだ
死神はきっとまた僕に何か言いたい事があるんだ。と僕は思って仕方がなかった
「そんなに疑り深い目で見ないでおくれよ……」
僕を見て死神はそう言った
「本当は何が伝えたいんだ?」
僕が真剣に死神にたずねると死神は意味のわからない事を言い始めた
「今まで私は、永い人生を送ってきた……
だが君にあってからのこの7年間の歳月はもっと永く感じたよ……」
僕は死神の意味深な発言を全く理解できなかった
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