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死神の言葉を理解できない僕は、また死神に聞いた
「何が言いたいんだよ?
俺とお前になんの繋がりがあるんだ?」
すると死神はすぐに言った
「繋がり……?
そんなものはないさ。ただ私が君を選んだだけさ……」
僕は死神の言葉でますます理解できなくなった
『僕を選んだ?何故僕を……?』
そう思った僕は死神に言った
「『選んだ』ってどういう意味だよ?ちゃんと教えろよ」
すると死神はクルリと回り僕に背を向けながら言った
「まだ君は知らなくていいんだ……
いつか私の口から教える時がくるだろう……
だが、それは今ではない……
時がくるまでお互いに待とうじゃないか……
次に会う時にはきっと……」
死神はそう言いかけて僕の前から消えた。僕はまた次に会う時が怖くなった
次がきっと奴に会うのが最後だと思ったから……
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