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「お腹すいた~。動けない!!動きたくない!!」 制服に着替えて、身だしなみを整えてきた彼女に作ったばかりの朝食を食べるよう促す。 うさぎのようにレタスをむしゃむしゃ噛みながら俺に問いかけてきた。 「…ねぇ。たけのこときのこってどっち派?」 「は?」 「波ああああああ!!!!」 「ごめん。質問の意味が理解できない…。」 「だから!!明治チョコレートのたけのこの里か、きのこの山のどっち派なのかを聞いてるの!!」 今この場でその話をする意味があるのだろうかという気持ちを頭の片隅に置き、一応答えてあげる。
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