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モヤモヤとそんなことばかり考えてしまう俺。
絶対優勝してくるっていうんだから信じてやればいい、ただそれだけなのにどうしてもそういったところを考えてしまう俺。
トントンと肩を叩かれて振り返ると頬に彼女の人差し指が当たる。
ニヒーっと口角をあげて笑う。
「何難しい顔してんの」
そんな顔をしてるなんて思わなかった分少し驚く。
「お待たせ!帰ろ!」
彼女に手をひかれながら自転車まで歩く。
相変わらずの二人乗り。
後ろに乗る彼女がトトロを歌いながら暴れるのでうまく運転できずフラフラと走行。
背後から制汗スプレーのいいにおいがする。
いつもより時間がかかって千歳のマンションの前。
スタっと軽快に下りる。
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