6/24
前へ
/122ページ
次へ
図書室を出た瞬間の夏独特のムワッとした風を感じながら、駐輪場へ向かった。 千歳が大きな声で夏をテーマにした歌を次々に歌っていると、部活帰りの下級生にクスクスと笑われた。 とりあえず、口を閉じろお前は。 「あっ!!」 「何?」 「部室にスパイク忘れてきちゃった。」 きっと夜の自主練の時に使うのだろう。 仕方がないので少し遠い陸上部の部室まで足を運ぶことにした。 「アイスたべたーい!!」 「帰りにサーティワンでも行くか。」 「ぃやったー!!」
/122ページ

最初のコメントを投稿しよう!

40人が本棚に入れています
本棚に追加