第2章 旅立ち

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隊長と話をするのは楽しく、 合間合間にいれてくる 巧みなジョークからは 笑いのセンスも感じられた。 話のおかげで時は どれくらい経っただろうか、 少し日が高くなっている。 まだ昼を回ったくらいだろうが 朝早くから 出発したことを考えたら 結構な時間が経っている。 ふと辺りを見渡してみたところ 進行方向に見える 丘の上の大きな木の下に 人影があるのに気付いた。 何か嫌な予感がして、 さらによく目を凝らして見ると それは僕のよく見知った人だった。
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