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「もうすぐ2月…か」
外は銀世界。
雪に包まれ、道の概念をなくした地面。
秋の始めからはらはらと落ちていた葉っぱもなく、木は丸裸の状態。
幻想郷にも、何千回目かの冬が訪れた。
そんな中、悪魔の館、"紅魔館"のあるひと部屋でそんなことを呟いている少年がいた。
水無月影夜である。
「去年までは…面倒な時期だったなぁ…」
彼がそんなことを呟く理由。
それは至極簡単なこと。
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