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「しかしお嬢様、いきなりそのような単語だけを発されても…」
「まぁそうよね、咲夜にはあげる相手がいるのもね~」
「な、何を…!?」
「そういえばそうですね、咲夜さんにはそれはそれは素敵な王子様がいらっしゃいますもんね~」
「…うらやましい限りよね、本命をあげられる相手がいるのって」
「羨ましい~!」
「た、確かに羨ましいです…」
「いいねぇ~…羨ましいねぇ~…」
赤面する咲夜に、全員が追い討ちをかけるように言葉を発する。
そのせいで、咲夜は耳を含め顔全体が真っ赤になる。
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