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『ね?美…』
と、声をかけようとして思い留まった。
仕事が終わって帰り支度している美菜は、明らかにソワソワしててとてもこれから暇な人には見えなかった。
美菜と私は、同じ派遣で働いてて会社で一番仲がいいはずだけど……
お互いのプライベートのことはあまり話せずにいる。
私が旦那である聖のことを上手く話せないからかもしれないな…。
美菜を誘い損ねた私は、携帯のメモリを探してみる。
誰か…あ……!
ある名前で指が止まった。
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