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暗く落ち込む時間
それを
何か別の時間に
変えて行く事を思い付かずに…
ただ同じ部屋に
一緒にいるだけだった。
私たちは
自分の孤独と闘う事に夢中で
相手の孤独に気付く事なく、一緒に居るだけだったのです。
互いに孤独を知って貰いたいと求めるばかりで、互いの孤独を知ろうとする思いやりのないままに過ごす毎日。
それこそが
二人を一番近くに居る、最も遠くの存在として感じさせてしまうのだと、今の私には思えます。
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