すのーほわいと

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すのーほわいと

 王妃は鏡に向かって問うた。 「鏡よ! 世界で一番美しいのは誰かしら?」  数瞬の間を置いて、うやうやしい響きの声が鏡から漏れ出る。 「王妃様ですよ、もちろん。熟女好きの私としては、王妃様以上に美しい方はおりませんとも。若い女が良いって言うやつの気がしれませんぜ。何が悲しゅうて青臭い女を選ばなくっちゃいけないって言うんですかね。ある程度の人生経験と美貌が渾然一体となって、王妃様のような完璧な美が生み出されてくるんですぜ。私が鏡じゃなかったら放っておきませんよ。ああ、人間になりたいっす…人間になりたいっす…大事なところなので二回言ってみました」  こうして、熟女好きの魔法の鏡の活躍?により、白雪姫は平和に一生を過ごしたのでした。
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