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〇月〇日 □◇△□中学校卒業式
先生が「はい!廊下に整列して~」
整列をして体育館に向かう途中、胸の鼓動と共に、今までの事が頭をよぎる。
体育館について、1人ずつ名前を呼ばれ賞状をもらいにいく。
校歌を歌い、翼をくださいを歌う。
翼をくださいを歌い出した時には、ぼろぼろに泣いていた。
学園に戻り荷物をまとめる。あいりが走って来て私に抱き付く…「あけみ~迎えに来ちゃったよ😢どうしよう😢」泣きながら抱きしめあって、気を付けて帰れよ。目には涙を浮かばせ笑顔で帰って行った。
次は私だ…
担当の先生に呼ばれ、担任の先生が来てるよと言われる。
息を切らして、渡したい物があって…と言われた。
プレゼント?
「寺沢、プレゼントは後で開けるとして、頑張れ👊😆🎵」とエールを残し帰って行った。
結局、拓海とは話せなかったなぁ…
学園内に放送がかかる。
「寺沢あけみが学園を出ます。見送りに来る方は玄関まで……」
先生達に挨拶をして
玄関に行く……
見送りに来てる人達の中に拓海が居ないかを探すが
姿がない……
私は、涙を浮かべて
拓海……サヨウナラ…
と心で……
外に出て拓海の部屋の窓を見た……
「あけみ~頑張れ~」
拓海の大きな声…
お互いに泣きながら一生懸命笑顔を作り…
手をふる❗
ありがとう…拓海……
また…いつか…
会えたらその時は、もっと素直な自分でいたい。
私は、学園を去った後も手紙のやり取りは、暫くあったが…
拓海との恋は、青春の一ページとなり、二度と会うことはなかった。
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