35人が本棚に入れています
本棚に追加
「おっいいタイミングだよ~」
ちょうど一段落したようだ
「マスター、ご苦労様です!」
「昴もご苦労様」
「じゃあ昴たん、キミのマスターに説明すっからちょっとサラたんと遊んでやってよ」
「はい♪」
そして
「昨日説明した通り、オトナな知識もプログラムしといたから」
「ありがとうございます」
「で、注意点」
「…はい」
知識のほかに自衛プログラムも組み込んだらしい。マイロイドは基本的な能力が高い…つまりあんな華奢な体だけどヘビー級のパンチ力を持っているらしい
「…つまり今まで以上に気を配ってあげる必要があるってこと」
悪い虫がつかないように…と念をおされた
「んで…ちょっと耳、貸して」
ゴニョゴニョ
「…なっ!?」
「これはサービスだよん♪」
親指をグッと立てるハカセ…なんでノリノリ?
「あ~でも無理にやると…」
ハカセがボタンを押すと
ヴィーン
床下からクソでかい岩石が出てきた
「昴た~ん」
「何でしょうハカセ」
「コレ…割ってくれる?」
「はい♪」
昴は目を閉じ、集中する…そして
「ハァァ…ハッ!」
繰り出した正拳突きは見事に岩石を粉砕した
「…というワケだから♪」
「…キモニメイジマス」
「ところで…ハカセ?」
「ん?」
さっきのカフェでの事を話すと
「あ~そりゃ清楚マスターの集まりだね」
…ノリがよすぎてよく騒がしくなるらしい。もはや名物で、カフェ店員も慣れているそうな
「キミも清楚マスターだし、なんなら取り次ごうか?」
「…考えときます」
…即答したらダメな気がした
最初のコメントを投稿しよう!