昴、バージョンアップ

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「おっいいタイミングだよ~」 ちょうど一段落したようだ 「マスター、ご苦労様です!」 「昴もご苦労様」 「じゃあ昴たん、キミのマスターに説明すっからちょっとサラたんと遊んでやってよ」 「はい♪」 そして 「昨日説明した通り、オトナな知識もプログラムしといたから」 「ありがとうございます」 「で、注意点」 「…はい」 知識のほかに自衛プログラムも組み込んだらしい。マイロイドは基本的な能力が高い…つまりあんな華奢な体だけどヘビー級のパンチ力を持っているらしい 「…つまり今まで以上に気を配ってあげる必要があるってこと」 悪い虫がつかないように…と念をおされた 「んで…ちょっと耳、貸して」 ゴニョゴニョ 「…なっ!?」 「これはサービスだよん♪」 親指をグッと立てるハカセ…なんでノリノリ? 「あ~でも無理にやると…」 ハカセがボタンを押すと ヴィーン 床下からクソでかい岩石が出てきた 「昴た~ん」 「何でしょうハカセ」 「コレ…割ってくれる?」 「はい♪」 昴は目を閉じ、集中する…そして 「ハァァ…ハッ!」 繰り出した正拳突きは見事に岩石を粉砕した 「…というワケだから♪」 「…キモニメイジマス」 「ところで…ハカセ?」 「ん?」 さっきのカフェでの事を話すと 「あ~そりゃ清楚マスターの集まりだね」 …ノリがよすぎてよく騒がしくなるらしい。もはや名物で、カフェ店員も慣れているそうな 「キミも清楚マスターだし、なんなら取り次ごうか?」 「…考えときます」 …即答したらダメな気がした
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