昴、姉になる

2/4
35人が本棚に入れています
本棚に追加
/255ページ
9月某日 「マスター、今日は何か食べたいものありますか?」 「ん~と、肉じゃが!」 「ふふ、わかりました♪」 鼻歌まじりにキッチンで料理する昴 トントンと心地良い包丁の音 鼻をくすぐる香り そしてエプロン姿の女の子 「あの…マスター」 「ん?」 「そんなに見つめられると…その…照れてしまいます」 か…かわい過ぎる!……ぷっつん 「す~ばる~♪」 「きゃっ!」 理性と欲望… その天秤は時に容易くバランスを失う 欲望と言う名の本能に従い、昴にルパンダイブをいざ敢行! 「…い~かげんに!」 昴が後ろに右手を回すと、何故か木槌ハンマー登場 「してくださ~い!」 ドカァ! 100tと表記されたハンマーにより、空中から床めがけて急降下 「ぷぎゃ~☆」 …うむ、実に頑丈な床だ。さすが100t乗っても大丈夫な床、傷一つついていない 「まったく…明日は大事な日なんですから、悪ふざけはやめてください!」 「………きゅ~☆」 「…マスター?やだっ、つい本気で…」
/255ページ

最初のコメントを投稿しよう!