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(…なんか頭がズキズキする)
不意に頭にひんやりした感触がして目を開ける
「気がつきましたか?」
心配そうな顔で昴が見ている
「あれ?なんでベッドに?たしか肉じゃが作ってもらって…」
「…やっぱり覚えてない」
「…へ?」
ナレーション交代、昴です
マスターは時折、私に飛びかかります。学習プログラムから考察するに、私の何気ない言動がマスターのハートに火をつけ、理性を飛ばしてしまうからのようですが、私にはよくわかりません。
そしてマスターは理性が飛んだあとの行動は一切覚えてないようなんです…困ったものです
とりあえず言えるのは、えっちぃのはダメだと私は思うんです!だから撃退してしまうんです!
……でも私だって本当は…あの…その
………ゴニョゴニョ
「あの…昴?」
「は、はい?」
「…誰と話してるの?覚えてないってなんのこと?」
「な、なんでもないです!」
「いや…でも」
「こ、細かいこと気にしちゃダメですよ!」
「…はぁ」
なんか腑に落ちないけど
…まいっか
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