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ハラハラしながらも無事、門までたどり着いたアリア。
そしてリュールは知っている。
ここには、なかなか突破出来ない、最後の難関が待っていることを。
やはりアリアは門の所でウロウロしている。
リュールはまたため息をつく。
ここで国王に見つかるよりましかと思い、リュールはアリアの方へ歩いていく。
「どうした。何かあったのか」
そしてリュールは、話しかけた。
『リュール様。このメイドが外へ行くというのですが、理由を話さないのです』
無機質な機械音が答える。
アリアは隣でビックリして固まってしまっていた。
どうしてここに…
そう訴える目線が痛いほどリュールにつきささる。
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