気まぐれロマンティック

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「何もすることなーい…。」 ポツリと呟く少女がひとり。 「ヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマ。」 呪文のように唱える少女がひとり。 「もーやだあーっ!!!」 頭を抱えて叫ぶ少女がひとり。 すべて違う、そして気の狂った少女の言葉だと、これだけ見れば思うかもしれない。 しかし、真に残念ながらすべて同一人物の言葉である。 ひとりの、少女の。 .
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