気まぐれロマンティック

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目の前の角を右に曲がり、まっすぐ行けば、玄関の大ホールだ。 アリアは気を引き締めながら、歩いた。 そしてまがった。 その先に見えたのは、リュールだった。 一気にアリアの心臓が暴れだす。 しかし動揺してはならない。 不自然でないほどに下を向き、歩く。 コツコツコツ…。 リュールの足音が近づいてくる。 そしてすれ違った瞬間。 バッ!と腕を捕まれた。 .
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