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この銀髪、見た目通りに腕っぷしには定評がある(俺の中で)ので、マジで一瞬呼吸が止まるレベルの拳をプレゼントされた。
「……夜月、ヤバい」
ごめん本当は全然コメントしてるような余裕ない。
「で、お前はこんな雨の日でも行くのか?」
「と、とーぜん、だろ」
痛みと呼吸に苦しみながらも、しっかりと答える。
俺の最近の生き甲斐と言っても過言ではないと思う。
相変わらず反応は小さいものの、なんというか、そこが大人びた顔立ちに反して子供っぽくて可愛いと思うようになってきた。
照れ隠しみたいな。
所謂ツンデレ的な。
違うか。
「まぁ、お前のコトだから中途半端に諦める心配はねぇだろうが」
さっきから拳を握ったり開いたりしてるのは何でしょうか。
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