Call your name

13/32
前へ
/205ページ
次へ
でも。 そんなの、格好良すぎだろ。 「そーかよ」 あ、ポテトサラダ美味い。 「そーなんだよ」 そう言った父さんに恥ずかしがる様子は微塵も見られず、少し満足気にポテトサラダを口に運んでいる。 「ごちそーさま」 「ん、さっさと風呂入って寝ろよ」 父さんはわざわざリビングを出る俺の方を向いて言う。 そんな父さんに、俺は。 「なぁ、世界で一番自慢の父さん」 「どーした、世界で一番自慢の息子よ」 「ありがと」 そう言って、部屋に戻った。
/205ページ

最初のコメントを投稿しよう!

377人が本棚に入れています
本棚に追加