377人が本棚に入れています
本棚に追加
でも。
そんなの、格好良すぎだろ。
「そーかよ」
あ、ポテトサラダ美味い。
「そーなんだよ」
そう言った父さんに恥ずかしがる様子は微塵も見られず、少し満足気にポテトサラダを口に運んでいる。
「ごちそーさま」
「ん、さっさと風呂入って寝ろよ」
父さんはわざわざリビングを出る俺の方を向いて言う。
そんな父さんに、俺は。
「なぁ、世界で一番自慢の父さん」
「どーした、世界で一番自慢の息子よ」
「ありがと」
そう言って、部屋に戻った。
最初のコメントを投稿しよう!