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ひなたとの会話は、この日が初めてだった。
この時は、たまにしか来ない人ってぐらいしか思っていなくて。
というより、パソコンの画面をじっと見てると、睡魔に襲われてしまい、もう限界だった。
「明日に備えて寝よう。ってもう今日か。」
そんな一人突っ込みをしつつ眠りについた。
夢の中で私は、誰かと一緒にいた。
大きくて暖かい手で、優しく髪をなでられてる。
それがなんとも心地よくて、顔を見上げても誰だかわからない。
大きくて暖かい手に抱きしめられた。
優しく、そっと。
まるで、薄いガラスを触るようにそっと。
誰なんだろう…
顔くらいみたいのに。
だけど、夢は覚めて現実の世界へ引き戻された。
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