一章

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架空請求対策本部が設立されたは、最近の出来事だ。 設立当初は、体制が整わず捜査が滞っていた現状がある。 そのため、『水鳥』が稼いだ額は、一千万とも二千万とも言われていた。他の架空業者の実績となるとその倍はくだらないといえた。 『水鳥』の取引の中には、資金を振り込ませただけのやりとりが存在した。 人形を調達に失敗したにも関わらず、金を騙し取ったという。 手口は、立派な詐欺であった。 更に調査した結果、利用者は人形が盗品だということを知らなかった。 警察が利用者と交渉し、盗まれた人形は持ち主の手元に戻されている。
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