一章

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周囲や身内から多大な反対を受けたらしいが、相当、熱心にやってきたのだろう。 赤石と現場を走り回って、それなりの功績を打ち出している。 警視総監の木嶋も職種による女性差別に理解を示していることが、彼女が自由に行動できる理由でもある。 赤石も特に偏見を持つ方ではない。 事件が起きると彼女と行動することが多くなった。 二ヶ月前に起きた強盗事件の時、彼女は、合気道で犯人を投げ飛ばしていた。 赤石にとってイサコは、頼もしい相棒であった。
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