一章

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「何をお探しですか?」 「携帯、パソコン」 「携帯? パソコン?」 イサコが、言葉を反芻した。 「そう。三ツ木は人形収集家だ。通信器具はオクションに必要だと思わない?」 赤石は、机の引き出しを丹念に調べて立ち上がる。 「なるほど。情報を自分で探すには無理がありますものね」 イサコが、同意する。
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