一章

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「だろ。業者とどうやって接触していたんだろうなと思ってさ」 「そうですね。それに、ダイレクトメールでのやり取りなら郵便受けや引き出しから封筒の類が見付かると思うんですよね」 「その類なら読んで直ぐに捨てたとすると意味が無いかな」 納得するイサコに、赤石は続ける。 「ところで、携帯会社の請求書を見つけた。先月、払い損ねたんだろうね」 携帯会社からの請求書は、封が切られていない。 「どうして払わなかったのでしょうか。三ツ木は働いていました。無一文ということは無いはずですけれど」
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